VOL.50 6月のライフハック 日常を豊かにする時間の使い方

暮らしを整え、自分を整え、人生を整える
マンスリーライフハック(MLH)

6月10日は「時の記念日」。

そこで、2026年6月の
マンスリーライフハック(MLH)は、
「時間」をテーマにしてみました。

時間と言えば、「時短」や「タイパ」が
現代のスタンダードになりつつあります。

当然ながら、私も強い関心があり、
その恩恵を感じてます。

その一方で、
効率的な時間の使い方とは別の、
“豊かな時間”を日常に取り入れたいとも
思っています。

一見、豊かな時間と聞くと、
特別でお金がかかると思いがちです。
でもこの記事を書く中で、確信しました。

見方を変えたり、少しアプローチを変えると、
豊かな時間は、案外、
簡単に得られる身近なもの
だと。

すぐに結果が出ない時間。
ゆっくり育つ時間。
自然の流れに身を委ねる時間。

そんな非効率や避けたい時間も、
違う視点で見ると
「豊かな時間の種」かもしれません。

目次

時短・タイパ時代

時間に関する情報の多くは、
効率良く時間を使うノウハウが多い気がします。
それも当然!
だって、現代は一人ひとりの役割も
やることも多いのですから。

全てを丁寧にやるとなれば
時間は無限に必要になるし、
体力も気力も、
どれだけあれば良いのでしょう!?

だから、まずは自分を楽にしたり、
労わるために「時短〇〇」の
知恵を活かすのは大賛成
です!

これらの情報は、様々な媒体で
たくさん紹介されているので、
詳しくは触れませんが、
私も家事のタイミングや道具の工夫で
アレコレ時短をしています。

自然界にはタイパがない

ある時、ふと
自然界には時短もタイパもない。
そんなことを思いました。

農作物も、昔ながらの調味料も、
それなりの時間を経て出来上がる。
種をまいて、すぐには収穫できないし、
発酵も熟成も、寝かせることが必要。

こういった自然の営みを見ていると、
本来、何かを育てたり、生み出すのは、
時間がかかるもの。

そう思い知らされます。

その度に、少し「え~、そうなの…」
と残念な気持ちにもなるけれど、
それ以上に、「そうだよね!
そんなに急がなくても良いんだね」
という安心感に包まれます。

最近は、化学的な手法によって、
短時間で作られる食品も増えています。
見た目は似ていたり、
味の違いも大きくは感じないかもしれません。

けれど、発酵食品が持つ
腸内環境への働きかけなどは、
微生物が時間をかけて発酵することで
生まれる恩恵のひとつ。

つまり、
“時間をかける工程”があってこそ、
特別な効果が生まれる。

そう思うと、時間をかけなければ
得られない価値がある
のですよね。

育む時間

昨年末に北海道を旅した時、
雪の公園を歩きました。
その時、目に入ったのは、
枯れたように見える
紫陽花(あじさい)の木。

正直、最初は「ちょっと見苦しいかも…」
そんな風に思ったのだけど、
これこそが生きていることか!
と気づいたのです。

紫陽花はこれからの季節にとても美しい姿で、
私たちを楽しませてくれるけれど、
その美しさだけが紫陽花ではない。

美しく咲くためには、
こうやって蓄える時間も必要
なのだ。
枯れ木の紫陽花が、そう教えてくれました。

いつでもカッコいい姿を見せたいのが人情。
でも全然上手くいかない時や、
止まったように感じる状態を経て、
上達したり、モノゴトは成される。

また職人さんの世界では、
時間をかけて身に付ける尊さを感じます。
以前、工務店で働いていた時に、
昔と今とでは、家の材料も工法も
変わったと知りました。

例えば、棚を作る時、
昔は木材をカットして、
塗装をして棚を作っていました。
そこには、どんな木材や部位が適するか?
どの位の棚板の厚みで強度が保てるか?
こういう知識や経験が必要です。

そして今は、工場で作られたキットを
組み立てるのが主流です。
知識や経験が少なくても、
マニュアル通りに作れば完成。

この合理的な手法のお陰で、
コストも製作期間も軽くなったのは
とっても、ありがたいこと。
でもその裏で、静かに消えかねない
価値ある知恵や技術があることも
忘れたくないですね。

どんな分野でも、
イレギュラーやトラブルなど
困った時に頼りになるのは、
昔ながらの技術や知恵を
持つ人だと思うから。

本当に大切にしたい
技術や価値を得たい時は、
じっくりと時間をかけて身に付ける。

そんな発想を持つと、
無闇に焦ることなく、
長い目で取り組めるかもしれません。
(そう、私自身に言い聞かせています。笑)

適したタイミングを見極める

つい最近、竹や木の伐採は
冬の下弦の月から新月の間が良いと知りました。
この期間に伐採すると、
竹や木材が腐りにくい、反りにくい、
虫がつきにくいのだとか。

木材は伐採後に乾燥させて水分を抜くことで、
伸縮や歪みが起こりにくくなります。
(歪んだ材料では、仕上がりに影響します)

春夏は、木の成長期で水分が多い。
でも冬に向けて水分量が減る。
これが、先の時期が最適な理由でした。

満月に、お財布を振るとお金が溜まるという
迷信やおまじない的な意味合いでなく、
理に適った理由とは驚きでした。
先人の自然の摂理に適した知恵に
感動と納得でした。

もし真夏に、一刻も早く
木材が必要だからと伐採しても、
木材がゆがんだり、膨らんだりしては、
良いものはできないでしょう。

それだけ、モノゴトには
適したタイミングがあり、
それに従う方が、結局は一番効率も
出来栄えも良くなる。

私たち人間や個人的な都合よりも、
自然のリズムに従う方が万事良い。

焦った時には、
この話を思い出そうと思っています。

脱効率の時間をプラスする

私自身、無意識に生活すると、
時短やタイパに意識も行動も向かいがちです。

それを自覚しているので、
あえて反対の時間を持つようにしています。

例えば、電車での移動中。
スマホを見たり、読書をせずに
車窓の景色をただ眺める。

以前の私だったら、
なんて生産性のない行為…
そんな風に思っていたでしょう。

でもこの時間こそが、
季節の移り変わりや、
インスピレーションをくれたりします。

ちなみにマンスリーライフハック(MLH)
のテーマも、こういう時に降りてきます。
「AとBの観点から語ろうかな」みたいに、
芋づる式にアイディアが浮かぶのです。

ぼんやりしている時に活性化される
デフォルトモードネットワークが
発動しているのでしょうし、
または発酵や熟成中と言えるかも。笑

そして、もう一つの理由は
時短やタイパに慣れ過ぎないため。
私の場合、これらが過多になると、
何となく「せわしないモード」に
切り替わるような気がしています。

それだけでなく、あらゆることを
「短時間で終わらせたい欲求」が強くなり、
そうならないとイライラし出す。
また、少しでも時間がかかることを
避けたくなる。

そんな兆候を私の中に感じ、
それを加速させないために、
ブレーキ役として、
反対の時間を組み合わせています。

時短やタイパで、
心・体・時間を軽くする。
その浮いた時間は、
効率や便利から解放された
豊かな時間で満たす。
そんな暮らしに憧れます。

日常の中の余白の時間、
休日に何もしない時間を楽しむ。
短期間では到底身につかない
長期的な視点で何かに取り組む時間。
期限を決めずに、お気に入りを探す時間。

これらの効率や合理的な尺度とは、
異なる時間を、
日常に取り入れてみませんか?

急ぎ足や直行では気づけない、
感情や発見と出会えるかもしれません。
多忙な現代ですから、この寄り道的な時間は
非日常であり、贅沢なのかも!?

日々の小さな贅沢時間

・空を見上げ、空の色や風を感じる
・お茶やコーヒーを丁寧に淹れる
・お気に入りの器にお料理を盛る
・好きな音楽を、ただ聴く
・印象深い出来事や気づきをメモする

どれも、わざわざやらなくても
良いかもしれません。
もっと簡単に手に入れる方法はあるし、
忙しい時だったら、
「そんな時間ないよ!」
と言いたくなったり。

でもそれを、時には、あえてやってみる。
するとテンポ・思考・感情が変わってきて、
じわじわと幸福感に包まれることもあります。

いつものことが、ちょっと素敵な時間になる。
ほんの少しの「一見ムダ」が
日常に余白と心地よさをプラスしてくれます。

時間がかかることをやってみる

・趣味や興味のあることを探求する
・長編のドラマ・小説・漫画などを楽しむ
・植物や野菜を育ててみる
・手づくりする(料理・裁縫など)
・本当に味わいたい映画を映画館で観る

今は安価でほとんどのモノや情報が手に入り、
わざわざ自分で作ったり、
調べたりしなくても困らない時代です。

そんな時代だからこそ、
時には、自分で作ったり、
じっくりと何かに取り組むようにしています。

モノゴトを効率良くスピーディーに
進める良さもあるけれど、
じっくり、時に寄り道することで、
知る喜びや豊かさもある。
どちらか一方でなく、
その両方を人生に取り入れたいと思っています。

特におすすめなのは、
手作りドレッシングや発酵調味料づくり。

以前は市販品を購入していましたが、
冷蔵庫がドレッシングだらけになったり、
原材料が気になり、手作りしています。

ドレッシングは、
油分・塩分・酸味を混ぜるだけですし、
塩麹などは、結構消費量が多いので、
購入するよりも、よっぽど安価にできます。

ミネラル分の多いお塩を使ったり、
添加物もないので、
健康面でも満足しています。

期限を決めずに長期的に取り組む

期限を決めることが良しとされていますが、
私は、あえて期限を決めずに
取り組んでいることがあります。

例えば
・断捨離
(服・食器・本・思い出の写真やデータetc)
・自分のスタイルや生き方を確立する
・少しのモノで豊かなシンプルライフ

期限を決めないのは、
・義務的になり、やりたくなくなる
・スピードより質を重視したい
・じっくり向き合わないと、わからない
という3つの理由からです。
(あくまでの、私の場合です)

一気に処分してスッキリしたり、
早く決めて突き進む方法もありますが、
私には、どうも合わないみたいです。

だから私はやり方を変えました。
長い目で取り組むことで、
その作業自体が楽しくなり、
その結果、豊かな時間になりました。

ちなみに断捨離に関しては、
明らかに不要なものは、
短期集中で処分するのはおススメです。
そこから、更に絞り込む時は、
必ずしも急ぐ必要はないと思っています。

雨の季節ならではの豊かな時間

数年前まで、梅雨は体調不良になっていました。
梅雨は日照時間が減ったり、
自律神経が乱れやすく、
心身の不調が出やすいのだとか。

その時から、梅雨を少しでも健やかに、
またご機嫌に過ごそうと
色んな工夫をしてました。

その中から、手軽でトキメキもプラスされる
アイディアをご紹介します。

・小雨の日にお散歩する
(紫陽花がキレイな道なら最高!)
・窓辺で雨音を聞きながら読書や作業
・雨が美しい映画や音楽を見つける
・ハーブティーを淹れる
・ゆっくり入浴

梅雨で体調を崩していた時は、
雨を敵対視していました。
まずは、雨の悪しきイメージを変えるため
イメージチェンジ作戦を
アレコレ考えてました。笑
(最初の3つのアイディアです)

そして冷えや自律神経を整えるため、
養生法などを色々と試みました。
(詳細は関連記事で)

良かったら、梅雨とは言わず、
気軽に試してみてくださいね!

まとめ

今の時代、全てを丁寧にするのは、
とてもむずかしいと実感しています。

だから、緩急をつける。
間をつくり、余白を味わう。
そんな時間が、忙しい日々を
中庸に戻してくれるような気がします。

少なくとも、
疲れたり、心に余裕がなくなったら、
時短・タイパは一旦横に置き、
詰め込み過ぎた「やるべきこと」を
一旦、棚上げして余白を作る。

やるべきことは、
体力・気力が充電してから。
そんな自分にやさしい在り方も
少しずつ身についてくるものです。

関連記事
・おススメのハーブやアロマのヒントも。
梅雨の愉しみをみる

自分のスタイルを作っていく

自分に合う方法や考え方は、
すぐに見つからない。
これは私が常に悩ましく思い、
そうして日々、試行錯誤しています。

特に、こだわりが強い方や、
限られた条件の中で質を高めたいなら、
経験や情報も必要だと痛感です。

その中の1つが家事です。
今では私にとって良い家事スタイルが
出来てきました。

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この記事を書いた人

ライフクリエイティビスト (ライフコーチ兼インテリアライフデザイナー・カラーセラピスト)
もの心ついた時から、感覚過敏(HSP)と不安症で生きにくさを感じていた。
心・体・環境(インテリア)を整え、生きやすくなった体験を元に、ウェルビーイングな暮らし方・思考パターン・インテリアを追求すると共に、講座やコンサルティングでその方に合う方法をご提案している。

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