暮らしを整え、自分を整え、人生を整える
マンスリーライフハック(MLH)
身近なものを、気軽なアートとして
インテリアに取り入れてみる。
そんなテーマで今回は、
「選ぶ・組み合わせる・飾る」を楽しむ
WEB上のインテリア講座としてお届けします。
リーズナブルにインテリアを楽しむ方法や、
高見えする飾り方のコツ。
さらに、「ここは少し奮発してもいい」という
時空間を豊かにするインテリアにも触れてみます。
芸術の秋。
身近なものに、ちょっとした視点を加えて、
いつもの暮らしを楽しんでみませんか?
手間をかけないインテリアのすすめ
インテリアに、どんなイメージがありますか?
時間もお金もかかりそう…
センスが必要なんじゃないの!?
雑誌やインテリアショップを目にすると、
そんなイメージが湧いてくるかもしれませんね。
私自身、「なんか不便…」と感じた時には、
収納やレイアウトを変えることはあります。
でも、ビジュアル的な目的での
大がかりな模様替えは、ほとんどしません。
時間も労力もかかって、疲れるからです。笑
もちろん、お金もかかりますしね。
その代わり、季節や気分に合わせて、
小物などのデコレーションを手軽に変えるのが、私の定番。
これなら時間も手間もかからず、
心や体、時間、お金への負担も少ない。
だから、無理なく楽しめています。
今回は、私が日々やっている
「手間をかけないインテリア」のアイデアを、
写真とともにご紹介します。
時間も、特別なセンスも必要ありません。
自分の好きなものを、ちょっと丁寧に飾ってみる。
それだけでも、立派なインテリアになります。
肩の力を抜いて、
でも、せっかくならちょっと個性的に。
そんな、アート感覚で楽しむインテリアの
ヒントを気軽に試してみてください。
アートもインテリアも、「こうでなければ」
という決まりはありません。
「これ、好きだな」
「こんな飾り方、素敵かも」
そんな、あなた自身の感じ方を大切に。
まずは楽しみながら、
自分の「好き」を見つけていきましょう。
絵や写真を飾る

一番手軽なのは、気に入った絵や写真を飾ることでしょう。
これは処分しようと思っていた浮世絵の雑誌を切り取り、
100円ショップの額に入れたものです。
額は色や飾る場所を考慮すれば、
100円ショップのものでも、チープに見えません。
余白ができる場合は、和紙などを挟むのも良いです。(右下写真)

木製のナチュラルカラーを選んだので、
空間に馴染み、額は主張することなく、
絵画を引き立ててくれます。
以前、賃貸マンションで1人暮らしをしていた時は、
粘着剤がついた発泡スチロールに
雑誌の写真を貼って飾ってました。
(ダイソーの「貼れるボード」で作れます。
写真は数年前に購入した商品なので、
パッケージは変更になっているかもしれません)


とても軽いので、
カーテンレールの上に立てかけただけ。
画びょうなどで壁に穴を開けずにすむし、
地震で落ちても怪我をせずにすみます。
フリーペーパーや古本屋さんの雑誌や展覧会の図録で
気に入った写真が見つかれば、
お気に入りアートが、お安く出来ますよ。
その他、旅先の写真や絵葉書を飾るのも立派なアート。
旅での思い出や気づきを書いておけば、
日々の暮らしに思い出も息づく気がします。
花や植物を身近なアートにする
かつて私は、インテリア小物を次々購入しては、
モノが溢れかえり、インテリアどころではなくなりました。
それ以降、極力モノは増やずにインテリアを楽しみたい。
そんな思いが強くなりました。
この希望にピッタリなのが、
生の花や枝モノ、葉モノです。

造花でも良いのですが、
造花はお手入れをしないと、埃の温床になります。
でも生の植物ならば、
埃をかぶる前に見ごろを終えます。
この変化する様や、モノとして残らないのが、
私としては、とても嬉しいのです。
消えてくれるから、ちょっとした冒険もしやすい。
だから私は、自分とはあまり馴染みない
テイストを試すのに花や植物をよく利用します。
ちなみに今回購入した葉っぱは、
左がモンステラ、右がドラセナコンシンネで
ホームセンターで、それぞれ120円でした。
南国風やシャープなインテリアは
私にとっては少しアウェイな感じなので、
どんな雰囲気になるかを試したくて購入。
どちらも個性的なフォルムなので、
空間のアクセントになります。
主役級のインパクトを手軽に試したい時には、
葉の形状が印象的なタイプを選ぶと良いですね。

花は色やカタチも様々なので、
グリーンよりも多彩なイメージチェンジが叶います。
庭先などで摘んだ草花でも良いし、
ワンコイン位でプチブーケも売られていますね。
小さくても生花の彩りがあると、
ちょっと特別な気分になります。
手持ちのグラスに活けることから
始めてみてはいかがでしょうか?

産直や道の駅では、様々な花が
お得な価格で売られています。
最初はザックリと花瓶に活けるだけでOK。
飾っているうちに、傷んだ部分は取り除き、
花のボリュームに合わせて花瓶を変えたり、
グラスに活けると1週間から10日位楽しめることも。
特にモノトーンのお部屋に彩りを足したい時には、
花を飾ると、お部屋も気持ちも華やぐことでしょう。
ファッションアイテムをインテリアに
好きで買ったバッグやストール。
デザインは嫌いではないけれど、
身に付けるには抵抗がある…。
または、使う機会がない…。
こういうアイテムはインテリアとして
第二の人生(?)の道があります。

どちらもバッグがアクセントになっていますが、
実用も兼ねています。
左は玄関、右は洗面台の写真です。
帯の生地を張ったパーティーバッグと
キャビネットに吊るしたピンクのバッグの中には
ウエス(着古した服を切った使い捨て雑巾)が
入っています。
どちらも雨や水でぬれたり、汚れたりする場所。
必要な時には、バッグの中のウエスを取り出し、
ササっとお掃除できるのです。

こちらは大判のストールやスカーフを利用した例です。
普段は無骨なマッサージチェアに
アイボリーの布をかぶせていますが、
大判のストールなどで覆うと、
お部屋の雰囲気が一変します。
また折り畳み式のシンプルで安価なテーブルも、
スカーフをかけるとグッと雰囲気が良くなります。
もし気に入っているけれど、
手放すには惜しいファッションアイテムは、
インテリアとして活用することも試してみてください。
発想力とセンスが磨かれること、請け合いです!
リーズナブルにお気に入りを見つける
雑誌の切り抜きや植物の他、
質感の良いモノを、お安く手に入れることもあります。
こういうモノは、余白ある場所に飾ると、
そのものの美しさが際立ち、
空間を上品に彩ってくれます。

黄色の蓋つきの壺は、20年位前に購入したモノで、
蚤の市かリサイクルショップで
1000円位で購入したと思います。
黒と金の三方(台付きのお盆のようなもの)は、
観光地の歴史的な建築の売店で、500円で購入。
売店の品ぞろえから、そのお宅の蔵から
出て来た雰囲気が漂っていました。
もしそうだとしたら、
漆塗りで上質なモノでしょう。
その場合は、絶対にワンコインでは買えないお品。
骨董品屋さんだったら、何倍の値がつくんだ⁉と
迷わず購入しました。
十五夜のお団子を飾ったり、
干支飾りなどの小さいモノを飾る台にも重宝。
台が良いと、飾るモノまでもが上等に見えます。


これらはリサイクルショップで
購入した食器類とカゴ素材の台です。
グリーンのカップアンドソーサは、
実は私の好みの「ど真ん中」ではありません。
だから高価なモノは不要なのです。
それに、この色合いとポッタリしたカタチは、
この先も時々、手に取りたくなる予感。
こんな、時々スパイス的に使いたいモノは
価格も、サイズも控えめなモノが最良!
という判断で購入しました。
クッションカバーを購入するよりも
リーズナブル&コンパクトだし、
小さな花を飾る花器としても活躍中です。
私自身、出先で見かけた骨董市、骨董品店、
リサイクルショップなどがあると、
立ち寄ることが多いです。
こういう場所は、見る目を養い、
コーディネートのヒントも貰える場でもあるので、
時間があれば、気軽に立ち寄ってみると良いでしょう。
美的に見える飾り方のコツ
以前、仕事で店舗のディスプレイを担当していた時、
そのお店やブランドらしさや、
どんな印象を与えるか?という
「どう見られるか?」を意識していました。
でもお家のインテリアならば、
自由に装飾を楽しむことができます。
仕事やプライベートで、装飾してきた経験から、
センス良く見える飾り方のコツをご紹介します。
テイストを揃えたコーディネート
北欧・アジアンなど、
同じテイストで組み合わせるのは、
王道のコーディネートと言えるでしょう。
統一感があり、センス良く見えるのも
嬉しいですね。

木製・カゴ・濃い茶や深みのある色を組み合わせると、
なんとなくアジアンテイストに。
または、ナチュラルな木目で揃えたり、
モノトーンの色やシンプルなデザインでまとめる。
何らかの共通の要素でまとめるだけで、
洗練された印象になります。
複数のテイストを組み合わせたコーディネート
我が家は、手持ちのモノを組み合わせるので、
結果的にミックススタイルが多いです。
一見ムズカシそうに感じるかもしれませんが、
実はコツがあります。
野暮ったくならず、
個性的で目を引くためのコツは3つ。

① 主役と引き立て役を決める
お気に入りのものをいくつも並べると、
テイストがバラバラで、
まとまりのない印象になりがちです。
そんなときは、
「今回の主役はこれ」と決めて、
周りは少し控えめにしてみましょう。
●コーディネートのヒント●
母の成人式で使った黄緑の帯を主役に。
色も柄も好きだけれど、残念ながら
今後、使う予定はありません。
処分するのも、タンスにしまい込むのも、
はばかれる。さて、どうする??
そこで、インテリアとして活かすことにしました。
お子さんの絵画の作品や、
旅先で購入した置きモノなど、
思い入れがあって手放せないものは、
インテリアの主役として飾るのも良いですよ。
② 色を増やしすぎない
インテリアの中に使う色を
増やしすぎないことも、すっきり見せるポイントです。
特にテイストが違うモノを組み合わせる時は、
色数まで増えると、
どうしてもゴチャつき感が出て来ます。
(反対に、あえて色をたくさん使って
ポップな雰囲気に仕上げることもありますが。)
必ずしも、色数を減らすのが、
絶対条件ではありませんが、
まとまり感や洗練さを醸し出したい時は、
色数を絞ってみると良いですよ。
●コーディネートのポイント●
帯の地色の黄緑と、
帯の柄の朱色の2色をメインに、
小物を組み合わせました。
洋風、和風、ガラス、陶器、漆と
テイストも素材もバラバラですが、
色味と光沢のある素材感が共通点となり、
まとまりが生まれました。
③ 異質なものは「共通点」をつくる
先にも触れましたが、
テイストの違うものを組み合わせるときは、
どこかに共通点をつくると、なじみます。
「これは少し浮いているかも」
と思ったら、
浮いている要素があるアイテムを
ひとつ加えてみましょう。

このテーブルコーディネートの主役は
緑のティーポットです。
この材質の光沢感が少し浮いていたので、
艶のある赤い器を足しました。
光沢のアイテムの仲間が増えたことで、
ティーポットの孤立感がなくなり、
際立つようになりました。
また、意図していませんでしたが、
ポツポツの凹凸のある食器の模様、
整然と並ぶ図案のファブリック。
模様にも、それぞれ共通点があり、
それも統一感の助けになった気がします。
インテリアは少しハードルが高い。
と思ったら、テーブルコーディネートから
気軽に試してみませんか?
インテリアにお金をかけるなら、こんなとき

お金も時間も有限です。
特にインテリアは、日用品や衣類とは違い、
お買い物の機会はグッと少ないですよね。
だから自分なりの基準がないと、
何を買って良いか迷うし、
アレもコレもと、コストは際限なく膨らんでしまいます。
だから私はインテリアを考える時は、
買うモノの金額に、メリハリをつけています。
長年好きで、これからもきっと使い続ける。
そう思ったら、ちょっと奮発して、
気に入ったものを、長く大切に使う。
これが私の基本的なスタンスです。
そのためには、
私は何が好きか?
どんな使い方をするのか?
それを見たり、使うことでどんな感情になるのか?
こういうことを、ハッキリ確信できるまで、
日頃から考えたりイメージを膨らませています。
そしてイメージ通りのモノが見つかった時に購入。
写真のアンティーク家具も、
そうやって見つけました。
デザインだけでなく、収納量が多くて、
便利な暮らしを支えてくれる頼もしさもあります。
メインになる家具が上質感があると、
リーズナブルなモノを組み合わせても、
洗練された雰囲気になるので、
結構お得だと感じています。
家具以外でも、こだわることで、
充足感を得られることもあります。

階段に飾った浮世絵の風呂敷を額装したのも
その一つです。
そもそも100円ショップでは対応できないサイズですし、
浮世絵の図柄もシンプルだし、
他に飾り気のない空間なので、額縁そのものが目立ちます。
そこで、ホームセンターで額をオーダーし、
風呂敷を額装できるように加工してもらいました。
ある程度の費用はかかりましたが、
新たにアートを購入するよりも、かなり経済的でした。
またトイレはあえて、私の好きなテイスト全開の鳥模様。
昔から鳥が好きだったし、鳥を見ていると、
自然を感じられるし、自由な気分になれるのです。
本来、柄モノはあまり選ばない私ですが、
トイレのような独立した空間は、思いっきり好きにしよう。
そして一日に何度も、自由な気分になろう。
そんな発想で、トイレを森の中のイメージにしました。
シャンデリアにも小鳥の装飾を付けて小鳥一色です。
もう10年経ちますが、
今でも、まだこの空間にトキメキます。
こんな風に、自分の好きなモノや基準があると、
少し高価でも、納得して購入できると思います。
まずはリーズナブルに、楽しみながら
まだ自分の好きなモノがわからない時は、
高価な家具よりも、
リーズナブルな家具を組み合わせて、
インテリアを楽しむと良いでしょう。

20年近く前に、ひとり暮らしをしていた時の写真です。
当時人気だった1000円ショップのラックや、
カラーボックスなどの組立式の家具を組み合わせてました。
このように、リーズナブルな家具を利用する時は、
色や素材感を統一するのがおススメです。
(写真の場合は白やナチュラルな木目やカゴ)
当時良く聴いていたCDのジャケットと、
それと相性の良さそうなポストカードが
インテリアのアクセントでした。
ストレスフルになったら、
ヒーリングミュージックのCDと
海や山の写真のポストカードにチェンジしてみる。
または、秋になってシックなインテリアにしたい。
こんな時も、写真やアートを付け替えて、
手軽に空間のイメージチェンジができます。
このように、シンプルな家具の場合は、
違うテイストを気軽に付け替えてみませんか?
気軽に雰囲気を変えられますし、
あなたにとっての「好き」や「心地良さ」を知る
助けになると思います。
心地良いインテリアを知ることは、自分を知ることに通ずる
オシャレなインテリアに身を置いて、
「何だか落ち着かない」
「素敵だけど、自分の家なら疲れてしまうかも」
そんなふうに感じたことはありませんか?
その反対に、オシャレとは言い難いけれど、
妙に落ち着く。なぜかホッとする。
そんな空間もありますよね。
私は、こうした「違和感」や「しっくりくる感覚」には、
自分に合う環境を知るヒントがあると思っています。
「なぜ、これが好きなんだろう?」
「どうして、この空間は落ち着くんだろう?」
そんなふうに少しだけ掘り下げてみると、
・ホッとできる
・前向きな気持ちになれる
・ぬくもりを感じる
・インスピレーションが湧いてくる
など、「好き」の理由が見えてくることがあります。

自分を知ることは、
そんなに簡単ではないと思っています。
でも、インテリアを通して、
「私は、こんな環境だと心地良いんだ」
ということなら、
意外と見つけやすいのではないでしょうか。
心地良いものや好きな要素がわかってきたら、
そこは自分にとっての
「お金のかけどころ」かもしれません。
何でも高価なものにする必要はありません。
リーズナブルなものを試しながら「好き」を探しても良い。
そもそもインテリアに、そこまでこだわらなくても
心地良く過ごせる人もいるでしょう。
その場合は、最小限のコストで整えれば良いのです。
大切なのは、自分の価値観や心地良さに合わせて、
お金・時間・手間をどう使うか。
こだわりたいところは丁寧に。
こだわりがなければ、シンプルに。
それで良いのです。
言うまでもなく、インテリアは見た目も大きな要素です。
でもオシャレさだけを考えると、
居心地やあなたとの相性が二の次になることも。
インテリアは、
自分の心地良さや価値観を発見する機会にもなり、
より良い人生をつくるための土台づくりにもなる。
そんな視点を心に留めておくと、
インテリアはあなたの人生の味方になってくれるでしょう。
暮らしと人生を後押しするインテリア
私は、インテリアを考えることは
「生きたい人生のインフラ整美」
だと思っています。
ショールームやインテリア雑誌では、
美しさが最優先になることもあるでしょう。
でも人生も暮らしも、キレイごとでは終わらない
目をつぶりたくなる場面や感情があります。
だからこそ、
リアルな暮らしを支えるインテリアは
日常のモヤモヤを受け留めたり、
ささやかな願いを後押しする
シカケが欲しいと思っています。
今回の記事をきっかけに、
あなたが暮らしやインテリアに
求めるものが見つかったら、
ぜひ、少しずつ暮らしに活かしてみてください。
オンラインのインテリア個別相談では、
インテリアのデザインだけでなく、
「どんな暮らしをしたいのか」から
一緒に考えることもできます。
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