VOL.53 9月のライフハック ネオデジタルデトックス|デジタルを味方にする、これからの暮らし方

暮らしを整え、自分を整え、人生を整える
マンスリーライフハック(MLH)

目次

デジタル、ちょっと疲れていませんか?

あなたは、自由に使える時間のうち、
どれくらいスマホやPCを使っているでしょうか?

デジタルの恩恵は大きく、
私たちの暮らしを便利で豊かなものにしてくれました。

一方で、
「こんなに長い時間、動画を見てしまった……」
「みんな幸せそう。それなのに私は……」
「もっと○○しなきゃ!」

そんなふうに、知らず知らずのうちに
心を揺さぶられたり、
誰かと自分を比べたりすることもありますね。

もし最近、
「なんだか疲れている」
「情報が多すぎて頭が休まらない」
「気づくとスマホを見ている」
「自分の時間が少なくなった気がする」

そんな感覚があるなら、
一度、デジタルとの付き合い方を
見直してみませんか?

少しずつ夜が長くなる9月。
「秋の夜長」は、情報から少し離れて、
自分の時間を取り戻すのにもぴったりの季節です。

今回ご提案したいのは、
デジタルを使わない時間を作ろうという
「デジタルデトックス」ではありません。

必要なものは便利に使い、
不要な情報からは距離を置く。

デジタルに振り回されるのではなく、
自分の意志で使い方を選ぶ。

そして何より、
デジタルを使う総量にフォーカスせずに、
自分の時間、感情、日常を
より豊かにするためにデジタルを活用する。

受け身から主体的へ。
情報から感覚へ。
デジタルから自然へ。

そんな、これからの時代の
ヘルシーなデジタルとの付き合い方を、
「ネオデジタルデトックス」
と呼ぶことにします。

デジタルがもたらす便利さと疲労

スマホやインターネットが当たり前になり、
私たちは以前より、はるかに多くの情報に
触れるようになりました。

その便利さと引き換えに、
デジタル社会ならではの負担も生まれています。

例えば、
・長時間の利用による目や体への負担
・次々と流れ込んでくる情報
・何を信じたらよいのかわからない戸惑い
・他者の様子が目に入りやすい環境
・不安、焦り、嫉妬、自己嫌悪などの感情

便利なはずなのに、なぜか疲れる。

そう感じるなら、
デジタルのプラス面よりも、
今の自分にとっての負担が
大きくなっているのかもしれません。

だからといって、
便利なスマホやデジタルを手放そう、
という話ではありません。

大切なのは、
デジタルを使う・使わないを、
自分で選べるようになること。

私はこれが、
これからのデジタルデトックスに
必要な視点だと思っています。

デジタルの恩恵は最大限に、弊害は最小限に

何ごとも、メリットは最大限、
デメリットは最小限。

そんなふうに、
都合よく取り入れたいと思うのが人情ですよね。

デジタルとの付き合い方で言えば、
「何を、どのくらい、どう利用するか?」
を自分なりに選ぶことが大切です。

デジタルのメリットとデメリットは、
実は表裏一体なのだと思います。

例えば、
・たくさんの情報にアクセスできる
・おすすめの情報を自動的に受け取れる
・いつでも、どこでも利用できる
・紙の資料のように物理的な収納場所を取らない

これは、どれも便利なこと。
でも裏返せば、
情報が次々と流れ込んできたり、
必要のない情報まで目に入ったり、
気づかないうちに長時間使ってしまったり。

便利さそのものが、
情報過多で疲労につながることもあります。

私自身、以前は
情報を集めることに夢中になり、
時間も、気力も、時にはお金も費やして、
目や体を酷使していました。

そして、情報を集めれば集めるほど、
かえって迷いが増えていったのです。

でも、
「○○を知りたいから、調べよう」
「この分野はデジタルの方が便利」
「これは私には必要ない」

そんな自分なりの基準を持つようになり、
デジタルとの付き合い方がずいぶん変わりました。

つまり、
デジタルを受け身で使うのか?
それとも、主体的に使うのか?

ここが大きな分かれ目なのだと思います。

デジタル疲れを減らす、私なりの3つの視点

私がデジタルとの付き合い方を考える時、
意識しているのは次の3つです。

① 情報を集めすぎない
② 体に負担をかけない
③ 自分に必要なデジタルだけを選ぶ

この3つを意識するだけでも、
デジタルに振り回される時間は
かなり減らせると感じています。

情報を集めすぎない

以前の私は、
「できるだけたくさん情報を集めて、
最善の選択をしたい!」
そんな気持ちが強くありました。

ところが、調べれば調べるほど、
別の情報が見つかる。
その情報を調べると、
また別の情報が出てくる。

気づけば、
膨大な時間と体力を使っているのに、
「結局、どれが正しいの?」と
さらに迷ってしまう。
そんなことを繰り返していました。

その経験から、
情報収集に対する意識が変わりました。

「良かれと思って情報を集めて、
疲弊しては本末転倒!」
「すべての情報を知ることなんてできない」

そう考えて、
私のもとにやってきた情報を、
必要な分だけ丁寧に扱おう。
そんなスタンスになりました。

際限なく情報を集めるのではなく、
収集する時間や量に、
ある程度の上限を決める。

そして、「何を知りたいのか?」
だけでなく、
「何のために知りたいのか?」
「どうなったら満足なのか?」
「どんな条件を優先したいのか?」
まで考えておく。

これだけでも、
情報に振り回されにくくなります。
情報を増やすことより、
情報を選ぶこと。

これも、私にとっての
デジタルから少し距離を取る方法になっています。

体に負担をかけない

私がデジタルを使う時に、
もう一つ大切にしているのが、
「体に負担をかけないこと」です。

私は目が疲れやすく、長時間使うと、
眼精疲労や体のだるさなどで、
何もしたくなくなります。

だから、デジタルを使うなら、
疲れにくい姿勢や環境で、
サクッと終わらせる。
これが私にとっての理想です。

例えば、家ではスマホよりも、
画面の大きなPCを使うことが多いです。

また、モニターの光沢で
目が疲れやすいので、
電子書籍より、ほぼ紙の本です。

収納スペースを考えると、
電子書籍に移行したいのですが、
便利さよりも、私の場合は体が優先。

このように、デジタルの使い方は、
「何が便利か」だけではなく、
「自分の体にとって無理がない」
で選ぶことも大切だと思っています。

私のように自覚しやすい症状がなくても、
スマホを長時間使うことで、
首や肩、目などに
負担を感じる方もいるでしょう。

そこで私が意識しているのは、
・スマホを見る時は、首を下げすぎない
・文字を無理なく読める大きさにする
・明るすぎたり暗すぎる環境を避ける
・長時間続けて使わない
・疲れを感じる前に、画面から離れる
など。

便利なものほど、
使用時間が長くなりがちです。

それに集中していると、
体の疲れや不具合は気づきにくいもの。

だからこそ、自分が疲れやすい
使い方や環境を知っておく。
それも、デジタルとの付き合い方を
考える大切なポイントだと思います。

自分に必要なデジタルだけを選ぶ

フィジカル面で、デジタルとの相性が、
あまり良くないと自覚している私ですが、
それでも「デジタルだからこそ便利!」と
積極的に使っているものがあります。

それは、
時間や手間を減らしてくれるもの。
暮らしの可能性を広げてくれるもの。
そんなデジタルです。

例えば、
・いつでもどこでも、すぐ使う可能性がある
・誰かと共有する可能性がある
・アナログよりも明らかに便利

こうした、合理的な使い方は
デジタルとの相性が良いと感じています。

反対に
デジタルの方が、かえって不便だったり、
感覚重視で、より豊かな時間を味わいたい。
そんな時にはアナログを選ぶ気がします。

QOLを上げてくれるデジタル使い

ここからは、
私が実際に「デジタルって便利だな」と
感じている使い方をご紹介します。

ポイントは、
デジタルを使うことで、
暮らしの質や自由な時間が増えるか?

ということ。

音声コンテンツを積極的に使う

私は、視覚的なデジタル情報は
なるべく減らしていますが、
音声コンテンツはかなり活用しています。

私にとって音楽は、
感情を切り替えるスイッチのようなもの。
心地よい時間には欠かせない存在です。

以前は音楽プレーヤーを使っていましたが、
今はYouTube Musicを利用しています。

気に入った曲を手軽に追加でき、
シチュエーションごとの
プレイリストを作れるのも便利。

瞑想用、作業用、リラックス用など、
その時の気分に合わせて使っています。
アナログだと手間がかかりますが、
デジタルならスムーズにアクセスできます。

継続したい行為と音楽が紐づくと、
習慣化もしやすいでしょう。

また、AmazonのAudibleは癒しのバスタイムのお供。

ほっこりする小説を聴きながら
お風呂に浸かると、
なんとも言えない幸福感があります。

シンドイ日も、
特別に良いことがなかった日も、
「終わり良ければ、すべて良し!」
と思えるような時間にいざなってくれるのです。

また、紙類の整理や野菜の下ごしらえなど、
単純作業をする時には、
ビジネス系の書籍の音声やラジオを聴いたりします。

「聴きたい」と思った時に、
いつでも、どこでも、
さまざまなコンテンツを楽しめる。
これは、デジタルだからこその恩恵です。

ただし、イヤホンを長時間つけると
私は耳が痛くなってしまうので、
家ではイヤホンを使わず、
出先でもイヤホンを入れっぱなしにしないなど、
ここでも自分の体との相性を優先しています。

デジタルを極力減らすという使用量ではなく、
「良いトコどり」で、心地良くデジタルを活用する。

これがデジタルとの良き関係
「ネオデジタルデトックス」だと感じています。

AIで情報収集の手間と時間を短縮する

以前は、何か調べものをする時、
たくさんの情報を比較検討していたので、
かなり時間がかかっていました。

特に詳しくない分野では、
見慣れない言葉や内容を理解するために、
さらに検索することも。

でも今は、何かについて知りたい時、
まずAIに相談しています。

ここで大切にしているのは、AIに丸投げしないこと。

最初に、
・何を知りたいのか
・何のために知りたいのか
・どんな希望があるのか
・何を優先したいのか
を、自分なりに整理して伝えます

例えば、秋の旅行なら、
・紅葉を観たい
・美味しいものを食べたい
・このお店に行きたい
・寺社にも立ち寄りたい
などの希望。

さらに、
・ホテルは駅から近くて、予算はこのくらい
・交通手段は時間と料金のどちらを優先するか
・有名な場所は混雑を避けたい
などの条件も伝えます。

すると、それらを踏まえて
候補や考え方の提案をしてくれます。

家電選びでも同じです。
・こんな使い方をしたい
・必要な機能と不要な機能
・各メーカーの特徴を知りたい
といった希望を伝え、
比較するポイントを整理してもらいます。

ただし、AIの情報が
すべて正しいとは限りません。

だから私は、
自分の希望や条件をリストアップ

AIで提案や助言をもらう

採用候補を自分で確認する

という使い方をしています。

以前のように、
まんべんなく情報を集めるのでなく、
自分の希望に合う情報を集める
のです。

そして、これは意外なことに、
自分軸を育てることにも
つながる
気がしています。

なぜなら、
・私は何を求めているのか?
・何を優先したいのか?
を考えなければ、
AIに質問することすら
できないのですから。

AIを上手に使うためにも、
まずは自分の希望を知る。

これも、主体的なデジタル活用の
一つなのだと思います。

記録はデジタルとアナログを使い分ける

私は、日々の暮らしの中で
いくつか記録を残しています。

読んだ本、観た映画や展覧会、
訪れた旅先や神社仏閣、会った人など。

こうした記録は検索や整理がしやすい
デジタルで管理しています。
関連する記事のURLを貼ることもできますし。

一方、毎日記録しているものには、
食事や体調に関する記録もあります。

こちらも、デジタル管理が便利です。
写真を挿入したり、
参考記事のリンクを貼ったり、
音声入力を使ったり。

でも、すべてをデジタルに
しているわけではありません。

スケジュールは手書き。
手書きの方が早く、
修正もしやすいからです。

日記も手書きです。
寝る前に、その日を振り返りたいので、
ブルーライトを避けたいのもあります。

また、その時の文字には、
その日の自分の状態が
表れるような気もしています。

だから、ざっくり言えば、
合理的に整理したい情報はデジタル。
デジタルでは修整が不便だったり
感情や感覚を味わいたいものはアナログ。

今のところ、私の使い分けは、
このような感じになっています。

デジタルでも、手書きでも、
まずは自分にとってストレスなく続けられる。
これが、記録を習慣にする上で
とても大切だと感じています。

デジタルから離れた時間でQOLを上げる

ここまでデジタルの便利さについて
お話ししてきましたが、
デジタルから「離れる時間」も
増やしていきたいと思っています。

というのも、ゆっくりと感じたり味わう
時間の割合を増やしたいと思っていて。

一時期の私は、
時短や効率ばかりを重視していました。

効率よく仕事や家事をして、
効率よく情報を集めて、
空いた時間をさらに有効活用する。
もちろん、それ自体は良いことだと思います。

でも、行き過ぎると余白がなく、
毎日がとても味気なく、
どこか空虚になると感じたのです。
(私の場合は、空いた時間で更に
効率よく情報や成果を得ようとして、
いつもセカセカしていました)

そこで私は、
効率だけでなく、幸福度も大切にしよう。
と方針転換。

そこから、
ボーッと空を眺めたり、小説を読んだり、
機械に頼らず、手を使って作業をする。
そんな効率や役に立つか?とは
真逆の時間を日常に取り入れるように。

すると、意外な発見や
小さな豊かさに出会えることがあるのです。
何よりも、感性や感覚が磨かれるような気がします。

こうした一見役に立たない「豊かな時間」は、
「何もすることが思いつかずに、
ついついスマホを見てしまう」
時の代替に、とってもおススメです。

私のお気に入りを、
いくつかご紹介します。

ジグソーパズル

大袈裟に聞こえるかもしれませんが、
私はジグソーパズルをしていると、
「これって、人生の縮図みたいだな」
と思うことが、よくあります。

「絶対このピースだ!」
と思っても、アテが外れたり、
予想していなかったピースが
あっさりハマることもある。

また最初の頃は、全然カタチにならない。
でも後半は加速度的にピースがハマる。

自分の予想どおりにはいかないのも、
最初は変化が見えなくても、
続けているとポツポツとカタチになっていく。

これは人生の教訓ではないか!?と、
ジグソーパズルに教えられた気がします。
(人生もジグソーパズルのように
視覚化できたら良いのに…)

パズルには、集中力や空間把握を養ったり、
脳を鍛えるのに役立つとも言われています。
暇つぶしのつもりでも、
複数の効果があるのは嬉しいものです。

大きいサイズだと置き場所に困るので、
100円ショップのA4サイズの
ジグソーパズルがお気に入りです。

100円ショップのA4のケースで保管すると、
サッと取り出して、しまえます。

ただし、熱中すると止まらなくなるので、
タイマーをかけたりしています。
(好きなことを途中でやめるのは、
工夫が必要ですね…)

セルフマッサージ

帰宅して何もヤル気がない時。
ついついスマホに手が伸びて、
そのままダラダラ使い続けてしまう。

そんな「魔のシチュエーション」って、
ありませんか?

こういう時って、
大抵かなり疲れているんですよね。

だから私は、
「疲れて何もしたくない時にすること」
を、いくつか決めておくのも
良い方法だと思っています。

例えば、
好きな音楽を聴きながら
ふくらはぎなどをゆっくりマッサージする。

ボディクリームを使って、
やさしくケアするのもいいでしょう。

「今日も一日、お疲れさま」
そんな気持ちで自分の体に触れると、
それだけでも少しホッとします。

スマホを見て刺激を増やす代わりに、
自分の体をいたわる。
これも、小さなデジタルデトックスです。

映画館で作品を観る

今は映画やドラマも、
スマホやタブレットで手軽に楽しめます。

早送りしたり、途中で止めたり、
別のことをしながら観たり。
便利ですよね。

でも、「これは観たい!」と思う作品は、
あえて映画館へ足を運ぶようにしています。

映画だけに集中できる時間。
大きなスクリーン。
迫力のある音響。

家で観るのとは、
また違った体験があります。

あえて時間とお金を使って
じっくり味わう。そんな時間は、
とても贅沢で豊かなものだと思います。

秋の夜長は、アナログで豊かな時間を増やしてみる

何ごともメリットとデメリットがあります。
だから、その両方を理解して、
必要なものは、便利に使い、
負担になる使い方は減らす。

そして、良いトコどりをして、
生まれた時間、気力、体力を、
自分が本当に大切にしたいことへ戻す。
そんな営みに憧れます。

デジタルで言えば、
受け身で使うのではなく、
自分の意志で選んで使う。

デジタル過多にならずに、
自然との接触を増やす。

情報処理だけでなく、感覚を大切にする。
それが、私が考える
「ネオデジタルデトックス」です。

この秋は、
情報を増やす時間を少し減らして、

月を見る。
虫の声を聴く。
金木犀の香りを味わう。
秋の味覚を堪能する。
秋の風を感じる。
など、五感を意識してみませんか?

またコーヒーやお茶など、
自分で丁寧に淹れてみる。
(それを片手に観月なんていかがでしょう?)

おススメにアップされた曲を聴きながら、
懐かしい本を再読してみる。
(デジタル×アナログの豊かな饗宴)

プレイリスト「リラックス」の曲を聴きながら、
好きなアロマオイルを入れたバスタブに
ゆっくり浸かる。
(デジタル×アナログ×五感)

受け身から主体的へ。
情報から感覚へ。
デジタルから自然へ。

これを意識するだけでも、
豊かなデジタルライフ(ネオデジタルデトックス)
に近づくように思います。

秋の夜長を、
「なんとなくスマホを見る時間」から、
「自分の人生を味わう時間」へ。
このマンスリーライフハック(MLH)が
その小さなキッカケになると嬉しいです。

秋の夜長に、デジタルから少し離れて、
色と戯れる時間を楽しんでみませんか?

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開催します。

思うままに色で遊び、
ご自分と向き合う時間です。
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この記事を書いた人

ライフクリエイティビスト (ライフコーチ兼インテリアライフデザイナー・カラーセラピスト)
もの心ついた時から、感覚過敏(HSP)と不安症で生きにくさを感じていた。
心・体・環境(インテリア)を整え、生きやすくなった体験を元に、ウェルビーイングな暮らし方・思考パターン・インテリアを追求すると共に、講座やコンサルティングでその方に合う方法をご提案している。

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