VOL.51 7月のライフハック その不安、本当に現実?〜感情を左右する思考のクセ〜

暮らしを整え、自分を整え、人生を整える
マンスリーライフハック(MLH)

梅雨時期はメンタルや体調が不調になりやすい時期で、「梅雨うつ」という言葉もあります。

雨が続くことで日照時間が減る。
湿気や気温の変化で自律神経は乱れる。
そんな心身にはとってもハードな外側(気象)の条件が、引き金になっているのです。

その一方で、自分の内側の影響で心身が低調になることも。

私はその一番の要素が「思考のクセ」だと思っています。

少し困った出来事が起こったり、状況になったとします。

Aさんは「どうしよう。この後、大変なことになるかも」と不安になる。
Bさんは「なんとかなるでしょ!?」と思える。
この違いは思考のクセの違いかもしれません。

ちなみにAさんはかつての私で、Bさんは今の私です。
その変化の間に何があったのかと言えば、思考のクセを変えたこと。

その結果、ネガティブな感情は大幅に減り、行動も起こる出来事も変わりました。
今月のMLHでは、私が取り組んだことや、思考のクセを変えるヒントをお届けします。

目次

ネガティブなのは性格ではなく、思考のクセ

私は昔、自分のことを「ネガティブな性格だから仕方がない」と思っていました。
でも今では、そうは思っていません。
もちろん生まれ持った気質や、不安を感じやすい傾向はあると思います。

それでも、不安やネガティブが強くなるのは、性格そのものよりも、長年染みついた思考のパターンの影響が強いと感じています。

私自身、もともと不安や心配が多いタイプです。
そんな私が思考のクセを変えて、ずっとラクになりました。
これは特別な才能があったからではありません。

前向きな人の思考パターンを想像する。
そして、その思考で過ごすようにしたのです。
(要は、繰り返しているうちに思考パターンが上書きされたのです)

思考のクセを変えることは、筋トレや語学の勉強とよく似ています。
最初はうまくできなくても、練習や繰り返しによって、少しずつ身についていくのです。


思考は筋トレや語学勉強と違い、寝ている時以外は無意識に働いています。
それだけ長い時間をかけて身に付いたクセなので、一朝一夕とはならない。
だからこそ焦らず、長い目で取り組むことが大切だと思っています。

ちなみに私は、体調不良や体質改善で通った複数のクリニックで、「気分が落ち込みやすくないですか?」と聞かれることがよくありました。

それだけ私の体質は、メンタルに影響が出やすいのでしょう。
ところが私の場合、メンタル的な悩みは、ほぼありませんでした。

今でも、一時的に不安などのネガティブな感情になることはあります。
でもその状態を長く引きずることは、ほとんどありません。

自分との対話を通して気持ちを整理したり、建設的に考えるクセが付いているので。
これも思考のパターンを変えてきた結果だと感じています。

もともとの性格だからと諦める必要はありません。
思考のクセは、繰り返し練習することで少しずつ変えられます。

不安やネガティブな感情になりやすい時

ネガティブな感情から抜け出せなかった時のことを振り返ると、本当に問題だったのは、私の頭の中で繰り広げられていることだった気がしています。

私の場合、何か困ったことが起きると、
「もしこうなったらどうしよう」
「さらに悪いことが起きたら?」
「最終的には大変なことになるかもしれない」と、不安なストーリーを次々と作り出していました

楽しい未来を想像する力も想像力ですが、不安な未来を想像するのもまた想像力。
不安が強い時ほど、その想像力は活発です。

さらに当時の私は、出来事そのものよりも、自分の解釈によって苦しくなっていることもよくありました。

本来なら「少し困った出来事」だったはずなのに、「これは大問題だ」「絶対に失敗する」「もうダメかもしれない」と極端に受け止めてしまうのです。

今思えば、現実に苦しんでいたというより、自分が頭の中で作り出したストーリーに苦しんでいたのです。

もしネガティブな感情からなかなか抜け出せないと思った時は、
「今の私は事実に反応しているのだろうか?」
「それとも想像や解釈に反応しているのだろうか?」と、一度立ち止まってみることをおすすめします。

不安や恐怖のすべてが思い込みとは限りません。
それでも、これらのクセを辞めるだけで、不安などの感情はかなり減るでしょう。

ネガティブな想像が止まらない時

自分の頭の中で、不安を助長するような想像が止まらなくなることがありますね。
そんな時は、ぜひ次の言葉をご自分にかけてあげてください。

「そんなに不安なんだね。ところで今、頭に浮かんでいることは全部、実際に起こっていることなの?」と。
こう問われることで、「あれ?」と一瞬、立ち止まれます。

ネガティブな想像が膨らんでいる時は、周りが全く見えていない猪突猛進みたいな状態です。
そんな時に、冷静で「ごもっともな」ひと言をかけるのです。

それでも想像がやまない時は、更に次のように問いかけていました。
「そこまで不安なんだね。それで、その最悪の状態になる確率ってどのくらいなの?」と。

「確かに、その確率は低そうだな」と我に戻れ、冷静になれました。
すると「何かが起こるとしたら、せいぜいこの位のダメージかな?」という現実的な影響に目を向けられます。

ここまで来れば、実際にどう対処すればダメージを最小限に抑えられるか?
今するべきことは何か?を考えたりできますね。

自分で思い浮かばなければ、誰かに相談するも良し。
現代はAIに対処法などを聞いて、参考にしても良いかもしれません。


試しに、恐怖や不安で感情が高ぶった時に思い描いていた状況と、冷静になった時の現実的な起こり得る状況を比べてみるのも良いですよ。

私の経験では、ネガティブな想像力は驚くほど的外れでした。そして実際に起きた問題は、想像していたほど大きくありませんでした。

という訳で、ネガティブな想像は暴走しやすいですから、あなたが冷静になって、「それって本当?」「どの位の確立で起こりそうなの?」と自分に突っ込みを入れてみましょう。

解釈を変える

過去の後悔から抜け出せない時って、自分を責めてしまったりしますよね。

そして自分を責めることで、更にネガティブは増幅。
私もこんな負のループの中で、長いことモヤモヤしていました。

また他者が関係する時も、後悔を感じやすくなるかもしれません。

こういう、過去や他者など、変えられないことに対してネガティブな感情が続く時は、解釈を変えてみるのが一番!

過去の出来事のケース

過去に後悔したことがない人は、ほとんどいないでしょう。そして、その出来事を後悔し続ける人もいれば、人生に活かす人もいます。

その違いは、後悔した出来事をどう解釈し、どう位置付けるかにあるのかもしれません。

過去の出来事は変えられません。それでも、後悔をきっかけに、より良い人生へ進む人もいます。

もし過去の出来事が今も苦しいままなら、その出来事の解釈を変えてみることをおすすめします。

例えば、誰かに優しくできなかったことを後悔しているなら、「これだけ後悔しているのだから、次はもっと優しく接しよう」と決めてみる。後悔が大きいほど、行動を変える力にもなります。

後悔したことで立ち止まるのではなく、その先の行動まで考えてみる。
すると後悔した出来事は、人生を変えるキッカケにもなります。

そんな小さな積み重ねが、考え方だけでなく、生き方も少しずつ変えていくのだと思います。

対人関係のケース

例えば、誰かからキツイ言葉を言われたとしましょう。

そんな時、
「嫌われているのかもしれない」「私がダメだからだ」「きっと悪意があるに違いない」と解釈すると、苦しさはどんどん大きくなります。

でも本当にそうでしょうか?

もしかしたら相手は余裕がなかったのかもしれません。不器用な伝え方しかできなかったのかもしれません。あるいは、あなたを心配して言った言葉だったのかもしれません。

もちろん正解は分かりません。
でも大切なのは、私たちの解釈は一つではないのです。

以前の私は、ネガティブな解釈を無意識に採用していました。ところが別の見方を探す習慣を身につけてからは、必要以上に傷ついたり、不安になったりすることが減りました。

解釈を変えるとは、無理やりポジティブになることではありません。「他の可能性もあるかもしれない」そんな視点を持つとラクになれます。

どのみち正解はわからない。
だったら都合よく解釈して、プラスの感情と行動に繋げてみませんか?

万事塞翁が馬 ~一喜一憂しない~

万事塞翁が馬(ばんじさいおうがうま)とは、良いことの後に、悪いことが起こったり、またその逆もある。だから1つの出来事で良し悪しは決められないという意味合いです。

私自身、すぐに良いとか悪いとか、正解とか不正解と決めたくなるタイプでしたが、これを、ある時から辞めました。

そのキッカケは、同じ出来事でもその時の状況で、良いとか、正解がコロコロ変わり得ると知ったからです。特にコロナ渦で実感しました。

「不確かな物差しで判断し、心がざわつくならば、一層のこと、その物差しも判断も辞めちゃえ!」と嫌気がさしたのです。
その勢いで、気づいたら手放していた。そんな感じでした。(その位、苦しくなっていたのです)

その結果、ラクになりましたよ。
良かったと思った少し先で、不運が待っているかもしれない。でもまたその先で、ラッキーが起こるかもしれないのですから。

そうだとすれば、その起こったことが良くても、悪くても、その都度、前向きな解釈をして前に進むのが良いと思っています。

この方針に変えてから、ネガティブな出来事が起こっても、そこまで落ち込むこともなくなりました。だって、万事塞翁が馬ですから。笑 
(この言葉、ラッキーな呪文のようです)


このアンラッキーの出来事は、もしかしたらラッキーの前触れかもしれない。
そんな発想になれたら最強ですね!

こんな囚われない、決めつけない、一喜一憂しない。というスタンスが少しずつ馴染んでくると、
本当にラクになり、モノゴトの流れがスムーズになるのです。

それもそのはず、抵抗が少ないですし、俯瞰して広い視野でモノゴトをみれますから。

要は全て自分の解釈次第で、どう解釈するかは、あなたが自由に選ぶことができます。ぜひ心地良く、楽な捉え方をしてみてくださいね。

知らないうちに心を疲れさせる思考のクセ

ネガティブなことをイメージする想像力の逞しさと、解釈の方向性を変えることで、ネガティブは減ることを感じていただけたと思います。

もし今まで、自分の脳内劇場が原因で苦しかったと思えたら、先にお伝えしたような感じで、今までとは違うパターンを試してみてください。

この繰り返しで、ネガティブな傾向の思考のクセが緩み、変わっていくはずです。

また、これらとはまた別の方向からもネガティブになる思考のクセがあると思っています。
それは
・自己否定
・完璧主義

自己否定があると、常にパワハラ上司が自分に張り付いているようなものですし、完璧主義があると、どんに頑張っても粗を探して嫌味を言う意地悪な人から四六時中、監視されているようなものです。

こんな状況がいかにシンドイかは想像が付くと思います。それでも朗報なのは、これらも思考のクセなので、変えることができます。

より思考力を磨く ~プレゼント&関連記事~

私たちは新しい環境や経験に対して、少しずつ慣れていく脳の可塑性があります。
思考のクセを変えることは、まさにそういうことだったりします。

すぐに実感しないからと諦めずに続けていると、必ず変わっていきます。脳の可塑性を信じて、気づいた時にご自分の思考のクセに目を向けてみてください。

自己否定や完璧主義から解放されるまでに実践した詳しい内容については、オンライン講座でもご紹介しています。

「どのように取り組むか?」を体感できるような流れにしています。

思考のクセでネガティブになりがちな方は、オンライン講座をご活用ください。

また書籍「超シンプル!自幸力の育て方」でも思考についても触れていて、オンライン講座の疑似体験のような発見もあると思います。

書籍はKindle Unlimitedでもお読みいただけます。

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この記事を書いた人

ライフクリエイティビスト (ライフコーチ兼インテリアライフデザイナー・カラーセラピスト)
もの心ついた時から、感覚過敏(HSP)と不安症で生きにくさを感じていた。
心・体・環境(インテリア)を整え、生きやすくなった体験を元に、ウェルビーイングな暮らし方・思考パターン・インテリアを追求すると共に、講座やコンサルティングでその方に合う方法をご提案している。

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